2020年2月11日火曜日

Galaxy S10 SC-03L レビュー 10年の集大成 非常に完成度の高いスマホ

こんにちは、parupuです。
今回はGalaxy S10を半年使ってきたのでそろそろレビューしようかなと思っています。

長くなっちゃたので時間があるときに見てほしいです。

(このレビューはすべてAndroid 9/One UI ver1.1の状態でのレビューになっています。)

最初に結論からいきます


このスマホ、むっちゃいいです。

そんなことは買う前わかっていたことですが、使ってみて確信しました。

とりあえずスペックからおさらいしていきます。


スペック表


機種名
Galaxy S10
SC-03L
画面サイズ
約6.1インチ
解像度
3040 x 1440
大きさ
150 x 70 x 7.8 mm
重量
158 g
SoC
Snapdragon 855
RAM
8 GB
ストレージ
128 GB
外部ストレージ
512 GBまでのmicroSDカード
背面カメラ
広角 望遠 12 MP
超広角 16 MP
前面カメラ
10 MP
バッテリー
3300 mhA
Wi-Fi
2.4 GHz,5.0 GHz 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth
ver 5.0
イヤホンジャック
あり
その他
FeliCa 防水防塵
ワンセグ フルセグ
対応

十分な性能があるので長く使える端末だと思います。


本体と付属品


本体/外付けテレビアンテナケーブル SC03/SIM取り出しツール
AKGチューニングマイク付高音質イヤホン/イヤーチップ
OTG対応USB変換ケーブル/MicroUSBケーブル
クリアケースとなっています。

キャリアにしては付属品が多いですが、MicroUSBケーブルを付けてくるのはどうかと思います。おそらく旧機種からの移行の為に付けていると思いますが、今はクラウドなどで移行できるので個人的にはUSB Type-Cにして欲しかったです。


デザイン

ディスプレイ側/上の方にスピーカー

背面

大幅に位置が変更された電源ボタン

音量ボタン/Bixbyボタン

USB Type-C/イヤホンジャック/マイク/スピーカー

マイク/SIMトレー


操作性

S8と比べるとと2mmほど横幅が大きくなっていますが、持ちにくくはないです。持ち比べると少し気になりますが、すごい持ちにくいって訳ではないです。

少し使っていれば慣れると思うのであまり心配することではないと思います。

前回レビューしたXperia XZ2 Compactは超が付くほど重くて、少し片手で持っているだけで重いなってなってたんですが、S10はすごい軽いです。

横幅は70mmで重さは160gをきってるのでバランスよくまとまってると思います。

しかし、電源ボタンの位置が上の方に変更されたのは改悪です。電源を付けるたびに1回端末を持ち直してます。
上がS10/下がS8


ここは本当に良くないと思います。

1年間で人類の親指は伸びたみたいです()


質感

ここもさすがGalaxyと言うことで、アルミニウムのフレームとガラスは隙間なくピッタリくっついてます。よくできてます。

ボタンはぐらつきがなくしっかり押したフィードバックがあります。

背面はGorilla Glass 5が採用されてるので傷と衝撃にも強いです。フレームはアルミニウムの光沢仕上げになってます。

マイナスポイントは、ガラス仕上げなので指紋でベタベタになります。最近のスマホは背面ガラスが多いですね。

パフォーマンス

SnapDragon 855とメモリ8GBあるので、十分ですよね。

あまり重いゲームをしないので少しPUBGをやりました。最高の設定にしても余裕でプレイできたので困ることはないと思います。

先程書いた通りメモリは8GBあるので、アプリをたくさん開きっぱなしでも、再読み込みが少なくストレスなく使えます。

関係ないですが、むしろ最近のスマホは高性能過ぎてフルに性能を使ってません。

(だってTwitterしかしない...)

参考程度にAnTuTu Benchmark v.7のスコアです

ソフトウェア

Android 8.0からSamsungのスマホにはOne UIが採用されています。

Samsung的にはシンプルだから、直感的な操作ができるよ!みたいな感じだと思います。

UIは基本的に丸い感じで、角が取れてます。



Bixby Routinesで特定のことをすると、ブルーライトカットが自動でONにする動作を登録する機能があります。

今回からBixbyキーに好きなアプリを登録して、キーを押すと一発でアプリを起動することができます。

Windows PCにUSBケーブルで繋ぐとDeX On PCが使えます。以前までは、HDMIケーブルでディスプレイに繋ぐと必要があったのですが、USBで接続するだけなので楽ですね。使うかどうかは別として。

他にも、ジェスチャーやゲーム内の音が録音できるGame Launcher、LINEなどのSNSで別のアカウントが使えるようにするデュアルメッセンジャーなどの機能があります。






良くも悪くも痒い所に手が届く感じて様々なカスタムがされています。しかし、ゴテゴテではないので使わないのであれば気にせずに使えるのでバランスがいいと思います。


指紋認証

今回から虹彩認証が削られ、超音波指紋センサーが採用され画面内での認証になりました。


個人的には、虹彩認証を使っていたので削除されて悲しかったです。画面占有率を上げるにはしかないかもしれないが…

この超音波センサーですが、基本的には使えますが、結構シビアで弾かれるときはしっかり弾かれます。

あとディスプレイに太陽などの強い光が当たると、センサーの部品が見えちゃうのもマイナスです。

ちょっと見にくいですが…

もう少し完成度を上げてから採用して欲しかったなと思いました。少し焦って採用した感が否めません。

未来感があるけど...


ディスプレイ


このDynamic AMOLEDディスプレイはさいこーです!!

解像度や発色など、文句がないディスプレイになっていると思います。外での視認性も十分

明るさのピークは1200 nitsと驚異の明るさです。また、HDR10+をサポートしてるので対応してるコンテンツであれば、鮮やかなリアルな映像体験ができます。

実際にDolbyの映像を見てみましたが、すごい没入感を体験できました。こればかりは実際に見てほしいです。

HDRの動画再生をサポートしています。規格としては以下の3種類に対応しています。

HDR10,HDR10+,HLG

動的トーンマッピング?(ダイナミックトーンマッピング)とやらが動いているみたいで、映像に合わせて明るさを調整して美しい映像を出しているみたいです。

ちょっと技術的な話でよくわかってないので申し訳ないです。

ちなみに、工場出荷時にSamsung純正のTPUフイルムがついてます。純正なので、edge部分もしっかり保護されています。

Galaxy Membersであれば、Galaxy Harajukuにて無料で貼り付けサービスもしています。

純正品ということなので、もの自体のクオリティーは高いです。しかし、TPUなので長く使ってるとキズが目立ちます。

自分は動画などを見るときにキズが目立つのが嫌だったので今はDOME GLASSを使ってます。

サウンド

通話用のスピーカーと底面のスピーカーでステレオになっており、動画を見る際などに大活躍してます。2つのスピーカーの音のバランスも良く、音量も大きい音を出せているのでとても良かったです。


Dolby Atmosに対応してるので、バーチャルなサウンドが楽しめます。説明のところには、"メディアの再生時に包み込まれるように流れる革新的なオーディオ体験ができます。"と書かれており、自分の考えではおそらく映画館や、ホームオーディオで実際に複数のスピーカーを設置して作っているものとは全然違うと思います。メーカーも説明してないし、Dolbyのサイトを見てもよくわからない感じで、Dolby Atmosってなに?って感じです。



YouTubeでVirtual reality for your ears - Binaural sound demo (wear your headphones) - BBC Clickの5:00くらいからところをDolby Atmosの無いGoogle Pixel 3 XLと比べると、正直どちらもしっかり音に定位があり、音が鳴ってる方から聞こえます。ただ、2つを比較するとGalaxy S10のDolby AtmosをONにしてるほうがより定位がはっきりしていると感じました。
しかし、ステレオスピーカーが搭載しているスマホだったらDolby Atmosがなくても定位が分かるのは当たり前だと思います。現にPixel 3 XLでも音が鳴ってる位置はわかりましたし。

ここまで来るとスマホに載ってるDolby Atmosは元の音源にエフェクトをかけてるだけな感じだと思います。

あくまで憶測なので正直よくわからない機能だなと感じてます。

おそらくGalaxy S10は、ハイエンドモデル最後のイヤホンジャック搭載したスマホになると思います。音はノイズも少なく、鳴らしにくいイヤホンでもしっかり音が出せているので、スマホでは相当良い方だと思います。

今となっては、有線で音楽が聞けるのは逆に貴重だと思います。


バッテリー

バッテリーは3300mAhの容量があります。はっきり言って少ないと感じます。

体感なので誤差はバリバリあると思いますが、使ったら使った分だけ減っているなって感じてます。そもそも少し小さめの端末なので仕方ないところはあります。

自分の使い方だと、1日も持ちません。

相当ハードに使ってるのでこんな感じになっちゃてますが、普通に使う分には1日は持つと思います。普通の定義が難しいですが…

電池持ちを最優先する人はハイエンドスマホなんて買わないと思いますし、どうしてもバッテリー持ちが良くてハイエンドがいい人はGalaxy S10+かGalaxy Note10+のほうが良いと思います。

個人的にはモバイルバッテリーは必須な感じです。

充電周りはUSB PowerDelivery(USB PD)とSamsungの独自規格Adaptive Fast Charging(AFC)に対応しているので、高速充電が可能です。

ドコモでS10のスペックを確認すると、ACアダプタ 05はQuickCharge 2.0に対応している充電器なので、充電時間は120分と遅くなっています。

しかしここでなぜかPD対応が書かれていない、ACアダプタ 06の充電時間が100分になっています。PD対応がしてあるACアダプタ 07も充電時間が100分なので、暗黙的にACアダプタ 06がUSB PDに対応しているということでいいのかもしれないです。

Galaxy S10のスペック表の一部

ここは確実にドコモのやり方がわかりにく過ぎます。悪質だと思います。ACアダプタ 06を持ってる人は新しく07を買う必要は無いと思います。

むしろ充電器別売りを辞めて、本体と一緒に付けてるべきだと思います。そもそも分かりにくい部分を更に分かりにくくしているあたりがくそだと思います。

Galaxy S9まではQualcommのQuickCharge 2.0に対応していると思うのですが、なぜかGalaxy Note9から日本国内で販売されてるものはQC 2.0が非対応となってます。

しっかりS9のスペックを見てみるとACアダプタ 05の充電時間が100分となっているので、QuickCharge 2.0に対応していることがわかります。

Galaxy S9のスペック表の一部

海外版はQC 2.0 and AFC対応とあります。なぜ日本で販売されているGalaxyは非対応になったのかが謎です。



カメラ

スマホの良さはほぼここで決まる。というわけではありませんが高いスマホなので期待するところだと思います。

いつもの

文句のつけようがない仕上がりだと思います。強いて言えば、BixbyがONになってるので少し彩度が高くなってます。


超広角で撮影したものですが、広角と比べても相当広く撮れます。個人的には光学2倍ズームより面白い写真が撮れるので、こっちのほうが好きです。


光学2倍て撮影したバージョンです。これは普通な感じですね。


どっかのXperiaと違ってディティールもしっかり保っているので、流石Galaxyといったところ。


↑の写真の夜バージョンです。流石に暗部はノイズが目立ちますが、普通きれいの撮れていると思います。

しかしGalaxyは夜景になると、明るいところが飛んじゃってるのがおしいな〜と思います。


超広角で同じ場所から撮影したバージョンです。


光学2倍で撮影したバージョンです。


風景写真ですが、やはり色味は強調される感じに撮れます。ぱっと見た感じだとキレイだなと思います。


これは超広角で撮影しました。空と地が両方とも入ってるので迫力があっていいと思います。


食事モードで撮影してます。少し暗いところで撮影しますたが、彩度がキツめになってると思います。

食事モード

通常

画角が違いますが、お皿とケーキの色味を見ていただけると分かると思いますが、だいぶ暖色系に色がでています。

スマホで撮った画像をレタッチすることなどほとんどないと思うので、撮った写真をそのままSNSなどに投稿するにはちょうど良い色のインパクトがあるので良いと思います。


ライブフォーカスのカラーポイントと言うモードで撮影した写真です。

面白いなとは思いますが、実際使っていてこの機能を使うかと聞かれると使わなくなる機能だと思います。

SNS映えするので、インスタなどやってる人にはいいと思います。


アップデートが入る前のナイトモードで撮影した写真です。三脚を使って撮影しています。

正直Pixel 3と比べると劣りますが、それでも頑張っている方だと思います。

総じて写真はキレイに撮れるので満足度は高いです。

やはり超広角が撮影していて楽しいです。ここは超広角で撮ったらどうなるのだろう?など考えてながらする撮影は楽しいです。

動画はリアでは最大4Kの60fpsで、フロントは最大4Kで撮影することができます。

機能としては、リアはHDR10+での撮影がサポートしています。しかし、撮影した動画を見るためにはHDR10+に対応したデバイスがサービスを使う必要があります。

これがなかなか凄い機能だと思いますが、スーパー手ブレ補正というのがあります。FHDまでとなりますが、凄まじいほど補正が効きます。


この動画は片手でスマホを持って走って撮影した動画です。むしろ走ってないんじゃないかと思うほどです。


その他

IP68の防水防塵に対応しているので、推奨されていませんがお風呂でも使えます。FeliCaとNFCもあるのでおサイフケータイとタッチ決済ができます。

さりげなくワンセグとフルセグにも対応していますが、例のNHK問題があるので手放しに喜べませんが、機能としてあるのでいざと言うときに役に立つかなって思います。


まとめ

ここまでバランスの取れたスマホは無いなと思うぐらい、トータルの完成度が良い意味で異常だと思います。現在GoogleのPixel 3 XLと並行で使ってますが、Pixelをも抑えてGalaxyを勧めたいと個人的には感じてます。

発売から半年以上経っていて、おそらく次期Galaxyもドコモ、auから出ると思うので、価格がこなれてきたこのタイミングで買うのはありだと思います。最新じゃなくてもいい人にはピッタリだと思います。

とにかく良いスマホなので、これからも長く使っていきたいと思います!

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